【体験談】パート看護師でも育休は取れるのか

パートで働くと産休育休は取れないかもしれない。

妊活をしている看護師の友人から働き方と産休育休についての悩みを聞きました。

パートで働きたいけれど産休や育休といった福利厚生を考えると常勤でなければ無理だから働き方を悩んでいるとのことでした。

私も以前は同じように考えていて今後の出産を思うと働き方に悩む時期がありました。

そんな私は病院のパート看護師ですが育休産休を取得することができました。

パートでは産休育休が取得できないと思われている看護師さんに私の体験談を参考にして貰えると嬉しいです。

目次

育休について

『育休』って言葉をよく聞きますが、実際に取得するまで私はよくわかっていませんでした。

「出産したら貰える休み」くらいに漠然としたイメージだけでしたが、職場の先輩ママなどが育休に入ったり戻ってくるのを見て私も子どもを産んだら取得したいと思っていました。

私は夫の転勤の都合で引越し、その後私自身も病院に転職しています。その時には子どもが欲しいとふたりで考えていたので常勤かパート勤務で働くか悩みました。

常勤で働かなければ育休は取得できないと思っていたのですが調べてみるとパートでも取得できるという事がわかりパート勤務を選択しました。

育休とは?

そもそも育休とは、子どもを育てるために労働者が取得できる休業制度のことです。

原則として子どもが1歳まで取得できます。育休は法律が定めている制度なので勤務先の休業規則に育休に関する定めがなくても習得は可能なようです。

つまり条件をクリアしていれば常勤、パート、アルバイトなどの雇用形態は関係なく育休は取得できる権利があるということです。

※この記事での育休は休みの制度のことなので、給付金を貰えるかどうかはまた別条件があるので注意です!

育休取得の条件

  • 1歳未満の子どもを育てる労働者
  • 日雇い労働者は除かれる
  • 雇用期間の定めがある場合は条件がある
  • 労使協定で定められた一定の労働者も育児休業をすることはできない

詳しくは厚生労働省の育児休業制度をご覧ください。

この中でパート勤務で注意なのは「雇用期限の有無」だと思います。

雇用契約書や労働条件通知書に記載があるので気になる方は確認してみて下さい。

私はパート勤務ですが雇用期間の定めはなく、育休取得の条件はOKでした。

期間はどれくらいか

育休の期間は産後8週間~子どもが1歳になる前日までです。

この期間内なら2回まで分割して取得することも可能です。

ここであまり知られていないのが「子どもが1歳になる前日まで」ということ。つまり、1歳のお誕生日には育休期間が終了しているのです。

初めてのお誕生日はゆっくり過ごしたかったから有休を使ったよ!

という先輩ママもいました。せめて誕生日までを育休期間にしてほしいですよね。泣

保育所に入れないなどの事情がある場合は、1歳6ヶ月または2歳まで延長することができるようですが私の職場には託児所があるため適用外でした。

産後パパ育休

2022年から『産後パパ育休』という制度がスタートしました。

この制度は産後8週以内に4週(28日)を限度としてパパが休みを取得できる制度で、これも2回に分けて取ることができます。

ママが常勤であるとか専業主婦であるとかは関係なく取ることができます。

近年子育て政策に力を入れてくれているおかげで夫婦で子育てがしやすい環境になっているなと感じます。

パート看護師の育休体験談

私はパート勤務ですが育休を取得できて良かったです。

パートだと育休を取れないと勘違いしていたら働き方が大きく変わっていたかもれないし、もしかしたら育休が貰えていなかったかもしれません。

私の夫は転勤のある仕事なので私もそれに伴い転職の可能性が高いのですが、こういう時に看護師で良かったなと思います。

私の場合就職後1年半ほどで産休に入らせて頂きました。

就職して短期間で産休に入ることに申し訳なさはあったのですが年齢もアラサーだったので遅らせていてはダメだと思い妊活をスタートしました。

就職してからの期間と妊娠のタイミングを悩むこともあると思いますが、私は年齢が上がれば上がる程妊娠を優先して考えてもいいのではないかと思っています。

キャリアは後からでも頑張れば積むことはできるけれど、妊娠は年齢が上がる程難しくなってくるからです。

妊娠出産を考えた時にパート勤務で良かったこともあるし、悪かったこともあるので少しお話させて下さい。

パート看護師で良かったこと

常勤に比べて業務内容の負担が少ないこと、委員会などもないため残業はほとんどありませんでした。

また私は日勤のみだった(夜勤がほんとに苦手なので日勤のみの条件は絶対でした)ので生活リズムも整いました。

ストレスがかなり少ない環境で働けていたので妊娠出産もスムーズに進んだのではないかと思っています。

新人指導などの役割も負担していなかったため育休に入る時に誰かに負担が一気にかかることがなかったのも精神的に安心でした。

また勤務日数も少なく残業もないので産婦人科の受診もしやすかったです。

パート看護師で困ったこと

一番の困ったことは経済面でした。常勤に比較するとお給料は半分以下になったのでそこは夫と相談になりました。

私は育児休業給付金も貰えたのですが働いている時の6割程度の金額になるので生活水準は下げました。

生活費や出産にかかる費用はあらかじめ計算しておくのがオススメです。

結構お金の不安はメンタルにくるのでパートと常勤の違いだなと思いました。

育休期間の過ごし方

私は里帰りをせずに出産したので、子どもが2ヶ月の時に実家に連れて帰りました。

この時に夫が育休を3週間ほど取ってくれ家族みんなで私の実家に帰ることができました。

生れたばかりの時期を祖父母に見せることができたのはいい思い出になりました。

ぜひ育休期間は赤ちゃんや家族との時間を楽しんでほしいなと思います。

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この記事を書いた人

看護師とライターの兼業。より良い医療現場と疲れた看護師さんを減らすことが目標。平凡看護師の私が少しでも仕事やプライベートで生き返るための方法を書いています。

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